2017年が始まったばかりですが、皆さんいかがお過ごしですか?弊社は先日、子どものマネー教育を推進している「キッズ・マネー・ステーション」様のイベントにお招き頂き、留学生と一緒に世界・日本の教育事情について講演をさせて頂きました。

当日は、インドとチリの国費留学生と、アメリカのミネソタ州立大学を卒業して、現在はJETプログラムで日本の高校生に英語を教えているアメリカ人に参加してもらい、各国の教育事情・日本の教育との違い・グローバル人材に必要なスキルなどについてお話頂きました。

まずはトップバッターアメリカから。

アメリカはやはり、「個人」を尊重する教育が特徴的で、アクティブラーニング、プロジェクト・ベースト・ラーニングなどが小学校から積極的に取り入れられているそうです。今回発表してくれた方は、ミネソタ州の小学校の通っていたのですが、小学校1年生の時から、授業のスケジュールを自分で組み立てることが求められたそうです。(ミネソタ州の全ての学校が同じシステムではありません)

また、自分の意見をはっきりと述べることを小さい時から教えられるので、日本に来た時に、学生達がとても静かで驚いた、と言っていました。日本の高校生はとても一生懸命勉強して大学に入るわりに、大学を卒業するのは簡単。アメリカはその逆で、卒業するのがとても難しいそうです。

次にチリの国費留学生。

彼女は現在、早稲田大学で学んでいます。高校生の時も日本に交換留学をした経験があるので、日本の事情に詳しい学生です。彼女曰く、チリでは高校の時に将来の方向性をある程度決める、とのこと。日本では、大学での専攻分野と職業があまり関係ないことが多いですが、チリでは大学での勉強が職業に直結するそうです。そのため、早くからキャリア教育も行われており、大学に入る前に自分が就きたい職業や、目指したい分野を本気で考えるそうです。

チリの学生に比べて、日本の学生は授業中の発言が少なく、とても大人しい印象だと話していました。アメリカの方も同じことを言っていましたが、やはり小さい頃からディスカッションの練習をしていないため、日本の学生は自分の意見を言語化するのに慣れていないのかも知れません。

最後はインドの国費留学生。

東工大で学ぶ彼は、インドのバンガロール出身。日本語もペラペラで、冗談を交えながらプレゼンテーションをしてくれました。インドには「ボールド」と呼ばれる、英語でいう「カリキュラム」のような制度があり、ボールドは3つに分かれているそうです。どのボールドを選ぶかによって、学ぶ内容が変わってくるのだとか。彼が選択していた「国際ボールド」では、より応用問題や思考能力を試すような勉強が多かったようです。

彼もやはり、日本の学生はディスカッションに慣れていないと感じると同時に、もっと外に目を向けても良いのではないか、思っているそうです。日本の学生は真面目で、一つのことに熱心に取り組むのは素晴らしいけれども、もう少し多様性があると良いのでは、とのことです。

ディスカッションを初めとするアクティブラーニングの大切さと共に、3人のプレゼンターが全員重要だと考えていたのは、「異文化交流」や「多様性に触れる」という点でした。違う文化、違う生活スタイル、違う考え方に触れることで、より良いアイディアが生まれ、好奇心も育ってくるのではないでしょうか。

海外の教育事情の話が終わった後は、chezmo family代表の今西からお話させて頂きました。様々な研究結果や論文を引用して、小さい頃から異文化や多様性に触れることの大切さと、これからを生きる子ども達に必要なスキルについてお話しました。

講演後には多くの方々からご質問を頂き、とても有意義な時間でした。「日本にいるとなかなか聞けない貴重な話が聞けた」と、沢山の方に言って頂き、満足度も高かったようで何よりです。お招きいただいた「キッズマネーステーション」様、ご参加頂いた皆様、本当にありがとうございました!また、このようなセミナーをご希望の企業・団体がございましたら、お気軽にchezmo familyまでお問い合わせください!